和歌山
カウンセリングセンター

〒640−8316
和歌山市有家371−1
ピーノ・モルティ301号






相談申し込み電話
073−471−9867






お問い合わせメール
wcc@jtw.zaq.ne.jp
 アサーション・トレーニング 入門






アサーション・トレーニングとは

 
あなたは必要なとき、自分の意見が言えますか。
頼まれごとをしたとき、自分の気持ちをいつわらずに
「イエス」や「ノー」が言えますか。
また感情的にならずに話し合えますか。

私たちは、相手を傷つけることをおそれて
「ノー」と言えずに断りたいことを引き受けてしまったり、
また反対に、必要以上に自分の意見を押しつけて
後味の悪い思いをすることもあります。

このようなギクシャクした人間関係ではなく、
相手も自分も大切にする人間関係を築くための
自己表現を身につけようというのが、
アサーション・トレーニングです。




 
積極的に相手を認めよう:ほめ方の練習
 プラスの感情を相手に伝えることに取り組んでみましょう。
 ほめたり、ほめ言葉を受けとることは、相手との信頼を築くための最短コースです。
 ほめるということは、相手をよく理解していないとできません。
 相手の良いところを認めて、それを、「いいね、好きだよ」と伝えることは、
 理解しあいたい、相手とよい関係を築きたい、という愛情や希望にもとづいた行為なのです。

  はっきり断ろう
 相手の申し出を断るということは、相手を傷つけたり、拒絶してしまう、
 自分勝手な行為だと思ってはいませんか。
 「ノー」と言いたい正直な気持ちにふたをして「イエス」と答えても、
 「ノー」と言いたかった気持ちはどこかで必ず出てきます。
 いやな仕事は後回しになりやすいし、行きたくない会議には遅刻してしまうものです。

 また、逆に、来るといって来なかったり、やると言って引き受けてくれた仕事を
 最後になって放り出されたりして、腹が立ったり、失望したことはありませんか。

 「イエス」「ノー」がはっきりしていると、つきあうほうも気が楽です。
 また、自分の限界を知り、率直 に断わることで、
 自分の好きなことにもっと時間を費やすことができます。

 つまり「ノー」とは…
   ・相手と自分に誠実でありたいからこそ、言うことば
   ・あなたと私は違う。それがO.K.だから、伝えることば
   ・何ができて何ができないのかをわかってもらう理解のことば
   ・相手と長くよりよい関係を築く、かけ橋のことば
   ・おかしいことにはおかしいと立ち上がる、勇気のことば
 なのです。

  相手とまっすぐ向き合ってみよう:対決も悪くない
 自分の傷ついた気持ちや意見を相手にはっきりと伝えられないとき、
 私たちは対決を避けるためのもっともらしい言い訳を考えて、
 否定的な感情を胸の中にため込みがちです。
 ふたをされた感情は、必ずはけ口を見つけて出てきます。
 それは体の不調となって現れたり(胃痛や頭痛、疲労など)、
 家族や部下など身近で安全な人たちへ不当にぶつけてしまう形をとってしまいます。 
 怒りの感情や、その裏にある悲しみや失望感などを相手に率直に伝えていくことこそが
 問題の解決につながるのです。

 10年後、20年後に、この人とはどんな関係でいたいと思っているのでしょうか。
 長い目で見て、よりよい人間関係を築きたいからこそ、
 今、ここで相手に向き合っていることを忘れないでください。
 大事な人間関係だからこそ、腹も立つし、悲しくもなるのです。
 それを相手に理解してもらい、一緒に問題解決をはかるためのチャンスなのですから、
 絶望ではなく希望をもって向き合いましょう。



   アサーティブに相手と向き合うときのポイント


 
時と場所を選ぶ
 自分の心の準備ができたからといって、いきなり対決を始めないでください。
 相手にも心の準備をしてもらいましょう。

  肯定的に始める
 今後のよりよい関係を一緒に考えるための第一歩なのですから、話は肯定的に始めましょう。
 まずは、相手を認めることばをかけましょう。

  自分の責任も認める
 全面的に相手が悪いということは、まずないものです。
 問題をここまでこじらせてしまった責任の一端は、あなたにもあります。
 問題に目をつぶってきた、あるいは何も言わないできた自分自身の責任も認めましょう。
 対等感を保つためにも、自分の非は最初に認めるようにしましょう。

  事実を述べる
 相手の態度や言葉で、自分がどのように感じたかを率直に伝えましょう。

  気持ちを伝える
 自分の感情は自分のものであり、それを相手のせいにして責めないようにしましょう。
 「あなたのせいで腹が立つ」ではなく、「……したことを私は怒っている」と伝えるようにしましょう。

  要求は的を絞って
 相手への要求は、相手がそれについて何とかできることにしてください。
 人格を変えろとか、過去に起きたことを変えろなどの無理な要求はしないでください。
 そして、今後どうしてほしいかについて、率直に伝え、話し合いましょう。

  結果を伝える
 最後に、話し合いの結果、自分はどう感じるのか、相手との関係はどうなるのか
 ということに簡単に触れておきましょう。相手が要求を受け入れてくれるようであるなら、
 「うれしい」「イライラしなくてすむ」「気持ちよく仕事ができる」などを、
 また、受け入れてくれそうにないなら、「今度このようなことがあったら、上司に相談する」という
 ように、その際の対応を伝えておきましょう。そして、後者の場合には、言行一致させることを心
 がけてください。